「キューティクルが傷んでる」、それってどういう状態?
💬 私の失敗談を読む
私も美容師さんに「キューティクルが開いちゃってますね」と言われるたびに、なんとなく相槌を打っていました。正体を知らないまま「キューティクルケア」をうたう商品を選び続けるのは、実はちょっともったいないことだと思います。
キューティクルは、髪を守る屋根瓦のようなもの。この記事では構造と役割、傷む原因を整理します(私の失敗談は上のアコーディオンから)。
結論だけ知りたい人へ
・髪は 3層構造、外側がキューティクル
・傷むと パサつき・枝毛 の原因に
・一度傷むと自然には戻らない
髪は3層構造でできている
1本の髪の毛は、断面で見ると3つの層に分かれています。
| 層 | 位置 | 役割 | 傷むとどうなる |
|---|---|---|---|
| キューティクル(毛表皮) | 一番外側 | 内部を守るバリア | 開いてツヤ・手触りが低下 |
| コルテックス(毛皮質) | 内部の大部分 | 強度・弾力・色を左右 | パサつき・切れ毛の原因に |
| メデュラ(毛髄質) | 髪の中心 | 詳しい機能は未解明、細い髪では欠けることも | 影響は限定的 |
このうち髪の質感やダメージの見た目に最も大きく関わるのが、一番外側のキューティクルです。
キューティクルの役割:うろこ状の「守りの鎧」
キューティクルは、魚のうろこのように何層にも重なり合った薄い膜状の構造をしています。
うろこがきれいに閉じている状態では、内部のコルテックスを覆い、次の役割を果たします。
- 水分やタンパク質を保持する: コルテックスの成分が流出するのを防ぐ
- 外部刺激から髪を守る: 摩擦・紫外線・薬剤などから内部を保護する
- 光の反射を整える: 整っていると光が均一に反射し、ツヤに見える
サラサラでツヤのある髪とは、キューティクルがきれいに閉じている状態のことです。
キューティクルは開いたり閉じたりする
キューティクルは、水分量・pH・熱の影響を受けて開閉します。
髪が濡れているときや、アルカリ性の薬剤(パーマ液・カラー剤)に触れているときは開きやすくなります。乾いて弱酸性に戻ると閉じる方向に働きます。
この性質自体は自然なもので、パーマやカラーも一時的にキューティクルを開かせて薬剤を浸透させています。問題は、開閉が頻繁に繰り返されたり、必要以上に開いた状態が続いたりすることです。
NEVORAポイント
お風呂上がりはキューティクルが開きやすい状態。タオルで優しく水分を取り、洗い流さないトリートメントをつけてからとかしましょう。
キューティクルが傷つく5つの行動
💬 私の失敗談を読む
以前は濡れた髪をタオルでガシガシ拭いてからそのままドライヤーで一気に乾かす、という一番やってはいけないパターンを日常的にやっていました。今思うと、キューティクルへの負担をわざわざ重ねていたようなものだったと思います。

次のうち当てはまるものがないかチェックしてみてください。
- 濡れた髪をタオルでゴシゴシ拭く
- ドライヤー・アイロンを高温で同じ箇所に当て続ける
- 紫外線対策をせず髪を外にさらす
- パーマ・カラー・ブリーチを短期間で繰り返す
- 髪が乾燥した状態を放置する
(私の失敗談は上のアコーディオンから読めます)
キューティクルは一度大きく開くと元通りには閉じにくいんだ。傷める前の予防ケアが一番効果的だよ。
一度傷んだキューティクルは元に戻らない
一度大きく開いたり剥がれ落ちたりしたキューティクルは、肌のように自然に再生することはありません。 髪はすでに死んだ細胞のため、体内から修復する仕組みは働かないのです。
枝毛や切れ毛は、キューティクルが剥がれてコルテックスがむき出しになり、そこからダメージが進行して起こります。トリートメントの「補修」は、樹脂やタンパク質で表面をコーティングして手触りやツヤを一時的に補う効果であり、キューティクル自体を元に戻すものではありません。
注意
・補修トリートメントで 必ず元通りになるわけではない
・効果は表面コーティングであり根本修復ではない
・成分の浸透・効果は製品により差がある
健康な髪を保つための基本の考え方
再生しないからこそ、「傷める前に守る」意識が重要です。
- 摩擦を減らす: タオルドライは押さえるように優しく、ブラッシングは毛先からゆっくりと
- 熱のダメージを抑える: ドライヤーは同じ場所に当て続けず、アイロンの温度を上げすぎない
- 紫外線対策をする: 髪用のUVスプレーや帽子を活用する
- 保湿・保護成分でコーティングする: トリートメントやヘアオイルで表面を整える
今日からできる3つ
- タオルドライは優しく押さえる
- ドライヤーは同じ場所に当て続けない
- 紫外線対策をする
具体的な乾かし方・対策の手順は髪のパサつき・広がりの原因と対策で詳しく解説しています。
まとめ:キューティクルは「開かせすぎない」意識がすべて
💬 キューティクルは、髪の内部を守るうろこ状のバリアであり、開閉する性質を持ちながら日々の刺激にさらされています。そして一度大きく傷んでしまうと自然には元に戻らないという点が、肌のケアとの大きな違いです。
今日から、タオルドライを優しくする、ドライヤーの熱を当てすぎない、この2つだけでも意識してみてください。小さな習慣の積み重ねが、半年後・1年後の髪のツヤの差につながっていくはずです。
出典
- 花王 ヘアケア研究情報「毛髪の構造について」
- 資生堂 ヘア&メイクアップ研究情報
- 各美容メーカー・美容師監修コラムの公開情報を参考に編集部でまとめました
基礎が分かると、これからの情報収集がもっと楽になりますよ。





こんにちは、マナミンです。今日は基礎知識をおさらいしますね。