ヒカミンちゃん
ヒカミンちゃん

こんにちは、ヒカミンです。今日は紫外線対策のお話をしますね。

SPF50・PA++++、その数字って何を測ってるか知ってますか

日焼け止めを選ぶとき、なんとなく「SPFもPAも高いほうが安心」で選んでいませんか😅。

でも実はこの2つの数値、測っているもの自体が違います数字の大きさだけで比べると、どちらか一方が手薄になっていることがあります

💬 この記事の読み方
まずSPFとPAがそれぞれ何を測っているかを整理し、そのうえで数値がどんな試験で決まるのか、そして数値通りの効果を引き出すコツの順に見ていきます。

この記事では、SPF・PAという表示がどんな仕組みで決まっているのかを解説します。数値の意味がわかると、パッケージの見方が少し変わるはずです✨。

SPFとPA、守っている紫外線が違う

屋外で二の腕に日焼け止めクリームを塗る女性

まず前提として、紫外線にはUVAとUVBという性質の異なる2種類があります。

SPFはUVBによる「赤み・炎症(サンバーン)」への抵抗力を示す指標です。一方PAはUVAによる「色素沈着・光老化」への抵抗力を示す指標。守備範囲がそもそも別物なんです。

指標 対応する紫外線 守っている症状 片方だけを見た場合の弱点
SPF UVB 赤み・炎症(サンバーン) UVA由来の色素沈着・光老化には無防備なことがある
PA UVA 色素沈着・光老化 UVBによる赤み・炎症には無防備なことがある

UVAとUVBそれぞれの肌への影響については、UVAとUVBの違いで詳しく解説しています。

SPF、どうやって「50」という数字が決まるのか

SPF = 塗布部位のMED ÷ 無塗布部位のMED

MED=紫外線を当てて紅斑(赤み)が出るまでにかかる時間・光量

SPFの数値は、実際に人の肌を使った試験で決まります。

まず、日焼け止めを塗った肌と、何も塗っていない肌それぞれに紫外線を当て、赤み(紅斑)が出るまでの時間や光の量を測ります。この「赤みが出るまでの限界値」をMED(最小紅斑量)と呼びます。

SPFの値は、塗布部位のMEDを無塗布部位のMEDで割って算出します。仮に無塗布だと10分で赤くなる肌が、塗布によって500分まで耐えられるようになれば、計算上SPF50に近い数値になる、というイメージです。

個人差があるため、実際の試験は複数の被験者データの平均から数値を決めます。

ヒカミンちゃん
ヒカミンちゃん

SPFとPAは守ってくれる紫外線の種類が違うから、数字の大きさだけで比べるとどっちかが手薄になっちゃうよ。

PA、+の数はどうやって決まるのか

✅ PAの段階とPFAの目安

  • PA+: PFA 2以上4未満
  • PA++: PFA 4以上8未満
  • PA+++: PFA 8以上16未満
  • PA++++: PFA 16以上

PAはUVA対策の指標で、SPFとは測っている現象が違います。基準になるのはUVAPF(PFAとも呼ばれます、UVA防御指数)という数値です。

PFAは、日焼け止めを塗った肌と塗っていない肌にUVAを当て、色素沈着(PPD、肌が黒ずむ反応)が起こるまでの時間・光量を比較して算出します。

このPFAの数値をもとに、+の数(PA+〜PA++++)の段階に振り分けられます。+が多いほどPFAの数値が高く、UVAへの抵抗力が強いことを示しています。

SPF・PAの表示ルールにも上限がある

洗面所で日焼け止めのパッケージ裏面表示を鏡越しに確認する女性

SPFは数値が上がるほど、赤みが出るまでの時間を延ばせることを示しますが、際限なく数値を上げられるわけではありません。日本の化粧品の表示では、一定以上のSPFは「50+」とまとめて表示するルールになっています(化粧品公正取引協議会)。

PAも同様に、2012年の基準改定で++が追加され、現在はこの4段階(+〜++)が最も高い区分として設定されています(日本化粧品工業連合会)。

💡 ヒカミンポイント
SPFの「50+」やPAの「++++」は、測定上の上限のカテゴリーであって、無限に強くなり続ける数値ではありません。

数値通りの効果を発揮するために知っておきたいこと

✅ 数値を活かすためのチェックポイント

  • 顔全体で500円玉大を目安に、決められた量をしっかり塗る
  • 2〜3時間おき、汗をかいたタイミングで塗り直す
  • 首・耳・手の甲など塗り忘れやすい部位も忘れずに

ここまでの数値は、いずれも決められた塗布量(2mg/cm²、1cm²あたり2mg)で試験した結果です。

この量より少なく塗ってしまうと、パッケージ通りのSPF・PAの効果は期待しにくくなります。

つまり、SPF50の日焼け止めを薄く塗ると、実際の防御力はSPF50よりも低くなる可能性があるということです。汗や皮脂、衣類との摩擦で日焼け止めが取れていくことも踏まえると、こまめな塗り直しも欠かせません。

具体的な塗る量・塗り方のコツは、日焼け止めの白浮きしない塗り方で解説しています。実際にどのタイプの日焼け止めを選ぶかで迷っている場合は、日焼け止めタイプ別比較もあわせて参考にしてみてください。

まとめ

  • SPFはUVB対策、PAはUVA対策で、守ってくれる紫外線の種類が違う指標である
  • SPFの数値はMED(紅斑が出るまでの時間)を人の肌で比較して決まる
  • PAの段階はPFA(色素沈着が起こるまでの時間)を基準に決まる
  • 数値は決められた塗布量が前提のため、しっかり塗る量と塗り直しの頻度が実際の効果を左右する

数字の大きさだけで選ぶのではなく、SPFとPAの両方をバランスよく確認する習慣を、今日から取り入れてみましょう。

ヒカミンちゃん
ヒカミンちゃん

今日のポイント、忘れずに実践してみてくださいね。