美容師さんに「地肌、ちょっと乾燥気味ですね」と言われてから検索迷子になった話
💬 検索しても答えがバラバラで混乱した話を読む
📝体験メモ
美容室でカットしてもらっている最中、鏡越しに美容師さんから「地肌、ちょっと乾燥気味ですね」と言われてドキッとしたことがあります。自分ではフケなんて全然気にしていなかったのに、指摘されると急に肩のあたりが気になり出して……😳。
家に帰ってすぐ「フケ 原因」で検索したんですが、あるサイトは「乾燥が原因」、別のサイトは「皮脂の取りすぎ」、また別のサイトは「病気の可能性」と書いてあって、正直どれを信じればいいのか分からなくなりました💦。
結局そのときは「とりあえず保湿シャンプーにしておけばいいか」で終わらせてしまったんですが、後になって調べ直したら、フケの原因は一つではなく、皮膚の仕組みと常在菌の働きが組み合わさって起きるものだと分かりました。この記事は、そのとき自分が知りたかった「そもそもなぜフケが出るのか」を整理したものです。
黒い服を着た日に限って、肩に白い粉が落ちているのに気づいたこと、ありませんか。
「フケ=不潔」というイメージのせいで、人に見られるとやたら焦ってしまう症状ですよね。
でも実はフケの正体、ちゃんとした医学的な仕組みがあります。単なる汚れではなく、頭皮の常在菌の働きが関わっている場合が多いんです。
この記事では、フケがなぜ出るのかという仕組みを、マラセチア菌・脂漏性皮膚炎・フケ症というキーワードを軸に整理していきます。わたし自身が検索して混乱した経験は、上のアコーディオンにまとめました。
フケの正体は、実は「はがれ落ちた角質」だった

まず前提として、フケの正体は皮膚の一番外側にある角質(表皮の古い細胞)がはがれ落ちたものです。
肌と同じように、頭皮にも新しい細胞が生まれ古い細胞がはがれ落ちる「ターンオーバー」という生まれ変わりの周期があります。
このサイクル自体は誰にでもある自然な現象で、本来ならごく小さく、目に見えないくらいの単位で少しずつはがれていくものです。
NEVORAポイント
フケが目立つのは、ターンオーバーが乱れて角質が塊のまま剥がれ落ちる状態。汚れではなく、仕組みの乱れが原因だとイメージすると理解しやすくなります。
フケが増える主犯は、マラセチア菌という常在カビ
角質が大きな塊のまま剥がれやすくなる背景には、頭皮に元々棲みついているマラセチア菌(マラセチア属真菌という、カビの仲間の微生物)の存在があります。
持田ヘルスケアの解説によると、マラセチア菌は頭皮の皮脂を栄養源として増殖し、その過程で脂肪酸という物質を作り出します。この脂肪酸が頭皮を刺激し、角質のターンオーバーを異常に早めてしまうことで、大きなフケとしてはがれ落ちやすくなる、という仕組みです(持田ヘルスケア)。
つまりフケが多い人は、菌そのものが「悪者」というより、皮脂という餌が豊富にある環境で菌が増えすぎている状態だと考えるとわかりやすいです。
注意
マラセチア菌は健康な人の頭皮にも普通に存在する常在菌です。「菌がいる=不潔」ではなく、皮脂の量や頭皮環境によって増えすぎることが問題になります。
フケ症と脂漏性皮膚炎、何が違うのか
「フケ」と一口に言っても、医学的には程度によって呼び方が分かれます。
軽い状態は「フケ症」と呼ばれ、白い粉状のフケが目立つものの、強い炎症は伴わないことが多いです。一方で、赤みやかゆみ、べたついたかさぶたのような症状まで出ている場合は「脂漏性皮膚炎」(しろうせいひふえん)という皮膚の炎症性疾患に当てはまることがあります。
| 状態 | 主な症状 | 炎症の有無 |
|---|---|---|
| フケ症 | 白い粉状のフケが目立つ | 軽度、炎症を伴わないことが多い |
| 脂漏性皮膚炎 | フケに加えて赤み・かゆみ・べたついたかさぶた | 炎症を伴う皮膚疾患 |
こばとも皮膚科の解説でも、市販薬を一定期間使っても改善しない場合や、赤み・かさぶたが続く場合は、フケ症の範囲を超えて脂漏性皮膚炎が疑われるとされています(こばとも皮膚科)。
症状の呼び分けはあくまで一般的な目安であり、実際の診断は自己判断せず医療機関での確認が必要です。
フケに悩んでいる人はどれくらいいる?
データを表で見る
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 20代 | 35.6% |
| 30代 | 34.8% |
| 40代 | 37.5% |
| 50代 | 28.1% |
「自分だけこんなに出るのかな」と不安になる気持ち、正直よくわかります。
でも実際には、フケに悩んでいる人は決して少なくありません。アンファー株式会社が実施した調査では、20〜50代男性のうち「フケ」を頭髪・頭皮の悩みに挙げた人は全体でおよそ34.0%にのぼります(調査対象数は非公開の自主調査です。PR TIMES)。
年代別に見ると、40代が37.5%と最も高い一方、50代は28.1%とやや低めでした。世代によって多少の凹凸はあるものの、いずれの年代でも3割前後がフケを悩みに挙げており、幅広い世代に共通する悩みだと言えそうです。
フケ症と脂漏性皮膚炎は似てるけど別物なんだよ。赤みやジュクジュクした感じがあるときは、セルフケアより先に皮膚科への相談を考えてみてね。
乾性フケと脂性フケ、あなたはどっちのタイプ?
✅ 乾性フケ・脂性フケ 簡易セルフチェック
フケが白っぽく細かい粉状で肩や服に落ちやすく、つっぱるような軽いかゆみが頭皮全体に広がりやすいですか?
該当タイプ:乾性フケタイプ
フケが黄色みを帯びた大きめの塊でべたつき、赤みを伴う強めのかゆみが生え際・耳のまわり・眉間に出やすいですか?
該当タイプ:脂性フケタイプ
複数の項目が同時に当てはまる場合、それらすべてが影響している可能性があります。
フケには大きく分けて「乾性フケ」と「脂性フケ」の2タイプがあり、原因も見た目もかなり違います。
乾性フケは頭皮の乾燥や、洗浄力の強いシャンプーによる皮脂の取りすぎが主な原因で、白く細かい粉状になりやすいタイプ。脂性フケは皮脂の過剰分泌とマラセチア菌の増殖が絡み合って起こり、黄色みを帯びた大きめの塊になりやすいタイプです。
ここでは、フケの見た目・かゆみの感じ方・出やすい部位の3つの視点から、自分がどちらのタイプに近いかを整理しました。下のチェック項目で、自分の状態に近い方をチェックしてみてください。
このチェックで「両方とも当てはまる気がする……」という人も珍しくありません。 頭皮の一部が乾燥し、別の部分は皮脂が多い、という混合タイプもよくあるためです。
フケが増えやすい生活習慣・環境要因

フケの根っこにはマラセチア菌と皮脂の関係があると説明しましたが、その皮脂量やターンオーバーの乱れは、日々の生活習慣にもかなり左右されます。
- 季節の変化: 冬は暖房による乾燥で乾性フケが、夏や湿度の高い時期は皮脂の増加で脂性フケが目立ちやすい
- 洗いすぎ・洗わなすぎ: 1日に何度も洗うと必要な皮脂まで奪われ、逆に洗う回数が少なすぎると皮脂が溜まりやすい
- ストレス・睡眠不足: 自律神経の乱れを通じて皮脂分泌やターンオーバーのリズムが崩れやすくなる
- 脂質・糖質の多い食事: 皮脂の分泌量そのものに影響しやすいと言われる
シャンプーそのものの選び方(洗浄成分の違いなど)まで踏み込んで知りたい人は、以前まとめた「頭皮のかゆみ・フケに効くシャンプー比較」もあわせて参考にしてみてください。
セルフケアで様子を見ていいのか迷ったときの目安
ここまで読んで「じゃあ自分のフケはセルフケアで様子見していいのか」と気になった人もいると思います。
軽いフケ症の範囲であれば、洗い方や生活習慣の見直しで落ち着くケースも多いです。ただし、赤みが強い・ジュクジュクした感じがある・黄色いかさぶたが広範囲にある、といった症状がある場合は、脂漏性皮膚炎など皮膚科での相談が必要な状態のサインかもしれません。
注意
セルフケアを数週間試しても改善しない、あるいは悪化している場合は、自己判断で市販品を使い続けず、早めに皮膚科へ相談することをおすすめします。受診の目安については別記事で詳しく取り上げる予定です。
まとめ
✅ 今日からできるチェックリスト
- 自分のフケが白く細かいか、黄色くべたつくかを観察してみる
- 熱すぎるお湯・洗いすぎを避け、頭皮への摩擦を減らす
- 赤み・強いかゆみ・かさぶたが続く場合は皮膚科相談も検討する
フケの正体は「はがれ落ちた角質」で、その背景にはマラセチア菌という常在菌が皮脂を栄養にして増えすぎてしまう仕組みがあります。
軽度な状態が「フケ症」、赤みやかゆみを伴う炎症状態が「脂漏性皮膚炎」と呼ばれ、両者は程度も対応の目安も異なります。
まずは自分のフケが乾性タイプか脂性タイプかを観察するところから始めてみましょう。今日から頭皮を触ってフケの色や質感をチェックするだけでも、次にどんなケアを選べばいいかの手がかりになるはずです😌。
出典一覧
- フケ症とマラセチア属真菌|持田ヘルスケア株式会社
- フケとかゆみが市販薬で治らない…皮膚科へ行く目安と病院での治療法|こばとも皮膚科
- オトコの頭髪事情2020「頭髪・頭皮の悩み」を世代(20〜50代)で徹底調査|PR TIMES(アンファー株式会社)
(本記事の医学的な仕組みの説明は、皮膚科クリニック・メーカーの公開情報をもとに一般的な理解として整理したものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。フケ・頭皮の症状に不安がある場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。)
今日のケア、無理なく続けられそうなところから始めてみてね。





こんにちは、サラミンです。今日は髪のお話、ゆっくり聞いてね。